氷に嫌われちゃった
こんにちは、MiiMiです。
連日北京オリンピックを観ております。
選手の皆様、心の底から尊敬します。
ところで、昨日羽生結弦選手から飛び出した「氷に嫌われちゃったかな」の言葉について。
正直なところ生でインタビューを観ていて、本当にびっくりしました。
世間的には、「運も実力の内」とか「言い訳しないのがカッコいい」とか。
なんだかそんな風潮ありますよね。
でも昨日羽生結弦選手が言っていたのは「完璧な姿勢、完璧なコースで入っていって、間違いなく跳べていたジャンプだったので…直前で穴にはまってしまってシングルサルコウになってしまったんですけど、自分の中ではあれはミスではないです」ということ。
私はただただ凄いなと深く考えさせられました。
十年以上フィギュアスケートが大好きでずっと見てきているからわかるんですけど、羽生選手はインタビューで言い訳とか絶対しないんですよね。
むしろ直後のインタビューでも、ご自身のミスをかなり正確に分析されている印象があります。
その上での今回の発言。
恐らく羽生選手の中で、自分の問題であることと、自分にはどうしようもない問題であることを、きっちり分けて認識出来ているからこその発言なのかなと感じました。
なんでもかんでも自分が悪かったって自分を責めても、どうしようもないことって沢山あると思います。
それをきちんとわかっていて、自分がやるべき事と仕方のない事を分けて、その上で自分がやるべき事に集中する。
一流選手として凄く大切なメンタルコントロールが、あのような場面でも瞬時に出る。
強いなと改めて思いました。
勿論結果には運も必要です。
今回は判定や環境についての問題も沢山上がっています。
でも選手の皆様には、自分がやるべき事をきちんとやれたなら、メダルがあっても無くても、どんな色であっても、胸を張って帰ってきてほしいと思います。
仕方のない事ってあるよね。
運に嫌われて、望んだ結果にならないことってあるよね。
でも自分を責める必要はないじゃない、やるべき事はやったんだから。
選手の方々のそういう姿を観ることで、私たちはまたハッと気づかされて、前向きに明日を生きることが出来ることもあると思います。
生きていると、望んだ結果を得られる人なんて、ほんの一握りです。
どんなに努力して完璧にしても、運に見放されることがしょっちゅうあります。
そんな時に自分を責めないように。
あぁ嫌われちゃったかなぁって一言呟いて、また前向きに自分のやるべき事に集中すればいいんだということを、私は昨日学ばせていただきました。